2007年11月05日

刀削麺荘

すっかりはまってしまった、ここのマーラー麺に。中国山椒の香りが口いっぱいに広がる刺激的なラーメンである。中国山椒のせいだろう、ぴりりとした風味が食後にいつまでも残る。

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この店はエンタメ性もあって楽しい。ガラスの向こうで従業員が大きな麺の塊を肩の位置まで持ち上げて、慣れた手つきで大刀を上から下へシュッツシュッツと削っている。くるっと丸まった麺は見事に沸騰したお湯に着地する。まるで中国雑技団のアクロバットを見ているよう。ちょっとしたランチの憩いのひとときでもある。

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2007年11月04日

まんが日本昔ばなし

念願の白川郷を訪問することができた。世界遺産にも指定されている合掌造りの民家が織り成す山村集落である。足を踏み入れてまず感じたのは「まんが日本昔ばなし」だ。今にも「ぼうや、良いこだ寝んねしな、今も昔も変わりなく…」が聞こえてきそうだ。

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山を超え谷を超え、そしてまた山を越え谷を越えたところに位置する集落なのに日本だけでなく世界各地の観光客で溢れかえっていた。残念だが静けさとは無縁だった。

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晩秋から冬にかけてこの集落は静けさを取り戻すという。しんしんと雪が降る頃に戻ってこよう。おそらくこの集落は晴れているときより、雲の位置が低くてどんよりした天気の方がよくにあうに違いない。そんな気がする。

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2007年10月28日

東京モーターショー

東京モーターショーに行ってきた。あまり自発的に足を運ぶようなイベントではないのだけど、取引先から招待されたので少しだけでも顔をだそうと、重い腰をあげていざ幕張へ。

 

到着するやいなやJブースに直行。担当者に儀式的なご挨拶。用事も済んだので踵を返そうとした瞬間、目の前に今気になる某メーカーを発見。人が少なかったので気になる自動車の運転席に腰掛ける。

 

あれやこれや想像するだけでわくわくしてくる。これに乗ってお買い物へ、レンタルビデオショップへ、いや、北アルプスの山越え、いや、東北地方の秘湯巡りを…

 

気がつけば他の自動車へ。まるで「蝶々、蝶々、菜の葉に止まれ、菜の葉に飽いたら、桜に止まれ」である。気がつけば夕方。おそらくすべてのブースを見学していたに違いない。

 

帰る前に某メーカーのブースを再度訪問、そして再び運転席に腰掛ける。「お客様、30分程度、お時間いただいてもよろしいでしょうか」と小太りの女性に声をかけられた。「今朝からあまりにご熱心な様子ですので、調査にご協力いただけないでしょうか」ということだった。本当、熱心に見ていたんだろうな。近くの会議室に誘導されてぴったり30分拘束。謝礼までいただきますますその自動車に対する興味がUPしてきた。


素朴な疑問。各メーカーが近未来自動車を誇らしげに展示している。僕はこの意味がよくわからない。近未来自動車が実際に市販されたという記憶がないから。夢がないといわれればそれまでだが、今販売中のものをもう少し展示してほしい。
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2007年10月27日

氷壁

秋を感じたくて北アルプスへ。

まずは混浴の大露天風呂へ。蒲田川に面して大きな湯船がひとつあるだけ。ごうごうと流れる瀬音を聞きながら、槍ヶ岳、穂高岳の山並みを望んで湯に浸かれるなんて至福だ。

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北アルプス大橋にさしかかる。全長150メートル、高さ70メートルのアーチ橋だ。爽快感極まりない。

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穂高連峰、焼岳、乗鞍とまさに360度山岳大パノラマ。焼岳が噴煙をあげている。いつ噴火するかわからないらしい。

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雪景色の穂高連峰は絶景。穂高連峰といえば井上靖の小説「氷壁」の舞台である。次は、是が非でも、上高地-岳沢-前穂高-奥穂高を縦走してみたい。

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2007年09月17日

ハイブリッド

最近、洗濯機の様子が変。元気が良すぎるのである。脱水になるとガタンガタンガタンと暴れだす。ストッパーがなければ今にもこちらをめがけて走ってくるのではという勢いである。

このせいか衣類は磨耗していくのみ。洗濯という本来の機能を果たさない。汚れが表面から削り取られている感じだ。洗濯後には衣類の繊維や断片が残る。下着類は歳月とともにシルクのようになる。最近では高い衣類はクリーニングに出すようになったが、かなり、費用がかさばる。

この洗濯機は15年前に上京した時に買ったものだ。捨てるに捨てられない。でも、最近、古い家電製品から発煙した、発火した、おまけに死者まで…というニュースが社会をにぎわせると、「大往生ありがとう!」と気持ちを切り替えて買い替えを決意。

量販店に足を運ぶ。あるわあるわあるは、たくさんの種類。選ぶのに何時間かかるやら…と考えただけで疲れてくる。踵を返した瞬間、ツカツカツカと足音が聞こえた。

「お客様、新しいのをお探しですか?今東芝のハイブリッドドラムお薦めですよ。やさしい温風と自然な風で仕上がるハイブリッド乾燥、ハイブリッド乾燥で仕上がりに差が出るのですよ。シャープと三洋はあまりおすすめしません、それにスニーカーや革靴の除菌乾燥機能も完備…、後継機種がまもなく発売されますので、良い品物を良いお値段でお求めになるのでしたらこの東芝のハイブリッドドラムです。」

グーンと吊り上った細い目をした面長の女性だった。『まんが日本昔話』の「狐」に似ていると思った。

「お客様、これから寒い冬ですよね。このハイブリッドドラムは、布団や毛布をふんわりと暖める機能まで完備…やさしく包み込まれれます…ハイブリッド機能ってトヨタのプリウスだけではないんですよ…」

マシンガントークがしばらく続く。

何か質問してあげないとこの女性は際限なくしゃべり続けると思い「節水とか節電の方は?」と聞く。

「お客様、地球に優しい方なんですね、ウヒヤッツ、ウヒヤッ」と笑った。その瞬間、2.5センチはあろう歯茎がグイーンと露出してきた。

「どの製品よりも節水と節電効果ありです。お洗濯から環境を見つめるってすばらしいですね、省エネ・スピード・低騒音ナンバーワン、東芝のハイブリッドドラムだけですよ。ハイブリッドってトヨタのプリウスだけじゃないんですよ、ウヒヤッ、ウヒヤッ」グイーン。

僕は、この従業員をすっかり気に入ってしまった。言動すべてが面白いと。見ていて飽きないし、嫌味でもない。

気がつくと僕はその東芝のハイブリッドドラムを購入していた。

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2007年09月15日

旅への誘い


今日から世界旅行博覧会が開催。

世界各国の政府や街が出展している。「俺が国・街」にビジターを呼び込もうと躍起になっている。民族衣装を身にまとった女性がパンフレットを配ったり、他より目立とうと派手な装飾を施したり、看板に美辞麗句を並べたてたり皆、どこも真剣。

僕の会社も出展している。今朝はシフト。あくびを噛み殺しながら機械的な応対をする。「バッキンガム宮殿の衛兵交代は…」「ヒースロー国際空港から市内までは…」

1時間もすると体がしびれてくる。2時間経過したころ、コンパニオンさんたちに「あとはよろしくお願いします」と持ち場を離れる。

一目散に「日本」の観光ブースへ。小笠原諸島、奥飛騨温泉、白川郷、知床、屋久島…。あ〜文字をみるだけでアドレナリンが体から分泌してくる。自然と笑みもこぼれる。たまらない。ブースで担当者と会話をする。「秋は紅葉に彩られて…」「冬は氷河が…」「1月と2月は空港まで無料で送迎します…」「雪見風呂…」

矢も楯もたまらず、旅にでたくなる。12月31日まで有給休暇を20日取得しなければならない。マイレージもかなりたまった。やはり年内有効。国内ならどこへでも飛んでいけるらしい。さ、どこに行こうか。

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2007年09月12日

諸行無常

前に勤めていた会社が売却されることになった。朝、新聞記事が大きく目に飛び込んできた。

走馬灯のように記憶が蘇った。

...入社式で半導体事業部配属だとわかりショックを受けたこと、クリーンルームでトランジスタの三交替勤務をしたこと、外国人労働者の通訳をさせられたこと、吉祥寺の寮(収容所)で東京暮らしを始めたこと、歯を食いしばりながら半導体の技術本を読んで勉強したこと、電子工学博士の前でプレゼンさせられ緊張のあまり腹痛になったこと、IBMから数億円の受注を獲得したときの至福の喜び、退職を決意したこと、お別れ会で泣いてしまったこと...

...まるで削除ボタンをポンと押されてしまったかのように、自分の歴史の一部が消えてしまったような感じ。

「僕の細道〜、御茶ノ水に来いよ〜、どうせさぁ〜、おまえ、暇なんだろう〜」という飲み会の誘いがなくなるのは何よりも淋しい。

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2007年09月05日

余暇って

最新の『余暇白書』を読みこんだ。

ひとことで余暇と言っても、温泉、カラオケ、海外旅行、ゴルフ、映画、パソコン、ドライブ、パチンコ、テニス、読書、野球、英会話レッスンなどなどさまざま。

『余暇白書』では代表的なもの90種類を選定し、それぞれ性別年齢別参加者人数、市場規模から潜在需要まで多面的な調査を施している。

おもしろい。なかなか読み応えがある。

ちなみに、客単価が最も高い余暇は、海外旅行でも、ドライブでも、英会話レッスンでもなく、パチンコだった。その額およそ120万円。その下が100万円のゴルフ。海外旅行はずっとずっとずっと下の30万円だった。

伸びている余暇は、音楽配信と脳トレ。なるほどって感じかな。ちなみに落ち込んでいる余暇はドライブ。ガソリン高でドライブ離れが加速化しているらしい。自動車メーカーには痛い。

今後有望な余暇は年齢性別を問わず海外旅行とのこと。でも、実際に国内旅行がじわじわと近づいている。高齢化に伴い国内旅行へのシフトも加速化しているという。

政府が推奨する「ワーク・ライフ・バランス」というとってもとっても耳障りのいい言葉が徐々に市民権を得つつある。が、実際は、余暇の市場は右肩下がりなのである。仕事より余暇を優先する人が増えている一方で、休みたくても休めない人も増えているという。悲しい二極化現象である。

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2007年09月03日

午前二時

携帯電話が蘇生したと大喜びしたのも束の間

一時間後

午前二時に液晶の灯りが悲しく消えた

再び永い眠りについてしまった

どんなに振り回しても

電源ボタンを押しても

もはや反応はなかった

でも一時間のあいだにバックアップをとることができた

最期の力を振り絞って目を覚ましてくれた我が携帯よ

ありがとう

そして

さようなら

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2007年09月02日

奇跡

奇跡だ。

3週間前に洗濯機のなかで水死した僕の携帯電話が、なんと、生還した。奇跡の生還だ。

燃えないゴミ置き場で、淡い期待を抱きながら、電源ボタンをしばらく押し続けた。するとブルブルブルブル・・・・って震えて、液晶画面が青く輝きだした。長い眠りから目覚めたのだ。

消滅したと思っていた電話番号や写真などのデータも残っていた。

よくぞ戻ってきてくれた。ありがとう。

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2007年09月01日

不夜城

「おはよう」といっても午後2時。始発で帰宅し、そのままベットにごろん。

昨晩7時から友人2人と呑みはじめた。とはいっても、僕は、前回の轍を踏まえて、生ビール2杯のみ。その後、友人一押しの六本木の某CLUBへGO。初の六本木体験。パンドラの扉を開くとそこは黒服装束。目を少し先に向けると艶やかな姿の嬢嬢嬢嬢嬢嬢・・・・・・・・

アルコールを口にしなかったせいか若干緊張気味。その分会話を楽しませてもらったかな。前にもブログでも書いたけど銀座CLUBより無邪気な女性が多い。なかには純情可憐でいとおしくなるこも。30分インターバルで次々とかわる。振り返ったら別人がいるような瞬間も。気がつけば午前4時。始発まで新橋のラーメン屋で。

こうして僕の不夜城は終了した。明日誕生日。1日早い想い出でのプレゼントとなった。

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2007年08月13日

旅先三日目

旅に出る。

見知らぬ町に着く。

幾度も迷いながら歩きまわり、だいたい三日目に、自分が、まるごとその町に溶けこんでしまったような錯覚を抱く。体が急に軽くなる。仕事も名前も年齢も、私はなんにも持ち得ない、持っていたとしてもここではまったくの無用だと気づく。それはちっともさみしいことではなくて、むしろすがすがしい気分である。

旅から帰ってくると、つい、何か持っているような気になってしまう。仕事、家、友、約束、銀行口座、名前、年齢。実際私たちはそうしたものを背負って日々よろよろと暮らしていて、ひとつでも失うとなんとはなしに不安になる。

けれど実際のところ、本当には、私はなんにも持っていないんじゃないか。持っている気になっているものすべては、思いこみとか、一時的に預かっている何かなんじゃないか。そのことを忘れそうになると、私はいつも、あわてて旅に出る。

旅先三日目のあの空っぽな気分を思い出すために。

直木賞受賞作家角田のエッセイだ。何度も何度も「う〜ん」とうなりながら読んだ。

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2007年08月12日

意識を失うということ

意識=今していることが自分でわかっている状態。われわれの知識・感情・意思のあらゆる働きを含み、それらの根底にあるもの。(広辞苑)」

小学校5年生の頃、骨髄治療を受けたことがある。麻酔科に運ばれて太いドリルを骨髄に入れられた。背中にドリルの振動が伝わり痛いと小声で叫んだ瞬間、意識が朦朧としだし、まもなく意識がなくなった。薬のせいだけど意識を失ったのはこれがはじめて。2度目は、みっともない話だが、歯の治療中に意識がパッとなくなった。看護婦さんにほっぺたをたたかれて目を覚ました。ソファーに寝かされていた。痛みが原因。そして、3度目が昨日。アルコールだ。

自宅で花火大会を主催した。8人が集まりわいわいがやがや騒いだ。3人が帰り5人が残った。

今朝ベッドで目が覚めた。部屋を広く使うためにベッドを立てかけていたはずなのに。しかも全裸。部屋も、何事もなかったように綺麗に片付いている。5人もいない。自分の今置かれている状況を冷静に考えようとした。でも、何も思い出せない。記憶の紐をたどっても、3人が帰った後のことを全く思い出すことができない。5人とさよならもしていない。部屋を無意味に歩きまわった。吐物の痕跡を発見しタオルで拭いて洗濯機のスイッチをオン。喉が渇いていたので冷蔵庫を開けて水分補給。それでも喉が渇くので水道水をひねりがぶがぶと飲む。何リットル飲んだのだろう。

自分なりに起きたことを考え始めた。「5人と飲んでいた。どこかで意識を失った。そして僕は嘔吐した。慌てた5人は僕の服を脱がしてくれた。立てかけてあったベッドを元の位置に戻してくれた。5人で僕をベッドまで運んでくれた。5人は、その後、後片付けをして、家路についた」と。

「一体僕に何があったの?」とにかく聞いてみようと思い携帯電話を探す。が、どこにも見つからない。自宅電話から携帯に電話したが「現在、電波が届かない…」そんなはずはない。8時くらいに、Sさんから少し遅れると携帯に連絡があった。遠くで「ピーピーピー」となった。「あっ携帯!」と思ったが、洗濯終了の合図。晴れているので干そうと、洗濯物を取り出した。その瞬間、繊維以外の物体が手に触れた。携帯電話だった。見事に使えなくなっていた。泣きっ面に蜂。半泣き。

5人のみなさん、ご迷惑をおかけしました。本当、ごめんなさい。直接お電話でお詫びしたいのですが、皆さんの連絡先は携帯のなかです。取り急ぎブログ上でお詫びいたします。

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2007年08月11日

3日も過ぎれば現地の空気、人、食事、雑踏などにすっかり慣れてしまった。人の多さが妙に心地よく感じる。着るものから仕草までなんとなく現地人のようになったかもしれない。街で中国語で声をかけられる。

終日冷房ががんがんにきいた部屋で缶詰状態なので快楽は「夜食」のみ。1日目は上海料理、2日目は韓国料理、3日目はタイ料理、4日目はベトナム料理、5日目は北京料理を食べた。現地の同僚が連れてってくれるので味は折り紙つき。値段も安い。

驚いたのは、デザート。中国のデザートといえば中華街で売られているような中にあんが入っているテカテカした大判焼きのようなものしかないと思っていたが大間違い。その種類の多さには目を疑った。朝昼晩と色々試したがどれもこれもおいしい。「これを食べてみて」と薦められた一品に感動。クラゲのような、タピオカのような珍しい触感だった。「これは何?」と聞いたら、なんと、カエルの嘔吐物らしい。現地でも人気のデザートらしい。カエルの嘔吐物(見たことはないが)をデザートにしてみせる中国人はすごい。

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2007年08月05日

人・人・人・人・人

2度目の香港。1回目は数時間のトランジットだったが当時の記憶は今でも鮮明に残っている。その時は、啓徳(ケイタック)国際空港だったかな。窓の外から遠くに香港の100万ドル夜景が見えてきた。まるで黒い海に真珠の灯りが散りばめられたようだった。機体が徐々に低空飛行を始めた。すごく器用に超高層ビル群を掻い潜りながら啓徳国際空港に着陸した。


残念ながら、すでに、啓徳国際空港は夢の跡になっていた。今回は海上に浮かぶ香港国際空港に到着。関空に着陸したような感覚。降り立った途端、そこは人・人・人・人・人でごった返していた。そう、入国審査まで長い長い長い行列が続いていた。歯を食いしばって待つこと1時間半。ようやく解き放たれ、市内行きの高速空港列車に飛び乗った。今までの雑踏は嘘のように列車はガランと空いていた。頭部シートにスピーカーが埋め込まれていたのには感激。20
分程度で香港駅に到着。そこからタクシー(中国語で「宅士」と書く)に乗りコーズウェイのホテルへ。

明日からの会議のアジェンダがホテルに届いていた。僕のプレゼンは木曜日だ。ま、適当に頑張ろう。それよりお腹空いた。いざ、香港の夜の街へ。

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2007年07月29日

日系人強制収容所

映画『American Pastime』を見た。第二次世界大戦のなか強制収容所に入れられた日系アメリカ人の姿を描いている。仕事も家も奪われた日系人アメリカ人が野球を通して自身の生き方を模索する実話である。

日系人の強制収容は、アメリカの負の歴史でもあり、映画を通して積極的に語られることがほとんどなかったと思う。そういう意味で、この映画は、臭いものの蓋を少し開けてくれたと思う。今回は、ユタ州のTopaz収容所での野球にフォーカスが当たっていたので若干美化されている点は否めない。しかし一方で、カリフォルニア州のManzanar収容所やTule Lake収容所では暴動や銃撃など過酷な環境に置かれた日系人も存在していた。こうした面も加えて次回期待したい。また、忠誠登録、市民権剥奪も描いて欲しい。

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2007年07月12日

コンフォートレベル

横浜のホテルで2日間泊り込みの社員研修が行われた。本部から人事が来日。

目的は、長年勤続している社員の意識を変えようというものであった。経験が長い社員はトライアルアンドエラーという経験の引き出しをたくさん有している。それがゆえに、経験が邪魔をして新しいことに軽く飛びつけない。僕もその1人だった。これがコンフォートレベル。

「時代の流れが速い今の世の中、おまえたち社員よ、このコンフォートレベルを脱してみないか!」というメッセージを伝えるために来日したのであった。良かれと思って企業の形式や伝統を継承してきたわけで、ま、トップ自らが、こう言っていただけると、少しは、冒険でもしてあげようかなと思う。

さ、今日から気持ちを切り替えて、コンフォートレベルを脱して仕事をしてみよっ。
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2007年07月03日

世界遺産は魔法の杖

先ごろ「石見銀山遺産とその文化的景観」が世界遺産に指定された。メディアは喜びの声を現地から伝えている。

851件の世界遺産が世界各地に登録されているのだがほとんどが欧米に偏っている。こういう問題を踏まえれば今回の登録は日本人としては嬉しい。歓迎すべきだ。

でも、僕が、気になっているのは、その陰に隠れた1つのニュース。オマーンにある世界遺産の動物保護区「アラビアオリックスの保護区」がリストから除外されたということだ。世界遺産としては初の抹消となった。

このニュースを聞いて襟を正そうと思った世界遺産は多いに違いない。語弊があるかもしれないが、世界遺産に胡坐をかいている場所をいくつか見たことがある。世界遺産に登録されるための努力以上に、これを磨き続けるための努力がさらに重要だと思う。
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2007年06月27日

混浴のあとのジンギスカン

知床からの帰り道、旭川で途中下車。学生以来の友人のYさんが住んでいる。しばらく上京していたが5年前に故郷に帰ってしまった。

「秘湯に連れて行ってあげるよ」の優しい一言。「秘湯」という言葉を聞くだけで、わくわくしてくる。美瑛、富良野を経由していざ十勝岳へドライブ。小一時間で積雪が残る吹上温泉に到着。

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駐車場に看板があるだけ。あとは露天が2つ。よく見ると混浴だった。すでに男性4、5名、それに女性も2、3名いた。薄暗いといっても見ようと思えば見えなくもない。タオルで隠しながら露天に直行。熱っ。50度はあるとみた。寒かったのでなんとか頑張った。徐々に気持ちよくなった。時々吹く北の風が気持ちよかった。ここはドラマ「北の国から」で宮沢りえと田中邦衛が入った露天風呂として有名らしい。だから混むのだそうだ。

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旭川に戻り食事。松尾ジンギスカンを紹介してくれた。本場のジンギスカンは初めて。

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高田馬場の自称「ジンギスカン料理」には一度行ったことはある。真っ赤な薄い羊肉を鉄板で焼いて食べさせられた。口に入れた瞬間に、口も鼻のなかも動物園の香りになったという悲しい記憶がある。

本場のジンギスカンは甘いたれで下味をつけてから食べるという。薄切りの肉ではなくブロック状の肉だ。従業員に美味しく焼いていただいた。実に美味しかった。嫌な香りも一切ない。生ビールが進んだ。旬のアスパラガスや知床で発見した黄色いきのこなども焼いて食べた。至福だった。

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2007年06月26日

地の果て

知床半島を旅した。ずっと前から一度は訪問してみたかった国立公園である。平成17年に世界文化遺産に指定されてその気持ちはますます強くなった。そこで「えいや〜」と有給休暇を取得しいざ北上した。

知床とはアイヌ語で「地の果て」を意味するという。オホーツクの海風がピューピューと吹きすさぶ哀愁や憂愁がよく似合う地の果てなんだろうと想像していた。でも、実際に足を踏み込むと、そこに漂っていたのは躍動感だった。活気がみなぎっていた。

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知床の玄関であるウトロの宿にチェックイン。ちょうど窓からオホーツク海の落日が見えた。北の大地に来たという実感が沸いた。空気が紫色に染まった。きれいだった。

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自然解説員の藤川さんと合流。1日かけて知床を歩いた。まずはフレペの滝。断崖から直接海に落ちる滝として有名な場所。霧が立ち込めてよく見ることができなかったが、幻想的な雰囲気を十分に堪能した。草原にはエゾジカが堂々と草を食んでいた。次に原生林へ。車道から一歩入ると昼なお暗いトドマツや白樺の針葉樹林である。ヒグマに幸い遭遇しなかったが、冬眠の穴を発見。中に入るとかなり暖かい。さらに歩き続け、目の前に幻想的な沼が現れた。まるで鏡、天女様が舞い降りてくるならここしかない。

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ウトロの港に1m程度のイルカの子供が漂着したという。残念ながら死んでいた。通常、こうしたものは、ヒグマの餌となったり、他の魚に食べられたりするのでこのような原型を留めることは珍しいという。すぐに知床博物館に運ばれた。オホーツク海にイルカが生息しているということ自体僕は驚いた。知らないことがあまりにも多い。

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藤川さんが所属する知床ネイチャーオフィスに立ち寄った。目の前にオホーツク海のパノラマが広がる木造作りのオフィスだ。旅人が勉強したり、交流できるためのスペースも確保されている。カウンターに気になるものを発見。鹿や熊などの骨標本だ。漂白処理していないのでかなりリアル。ヒグマの骨を眺め、歯を指で触れながら、コーヒーをいただくということはそうそうないだろう。

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夜は土地の居酒屋「潮風」へ。オホーツクの新鮮な海の幸、ほっけの丸焼き(小さなホッケを丸ごと食す)、るいべ(半解凍ですよと思わずクレームを言いそうになった)、黄色いきのこのバター焼きを注文。日本最北の酒蔵といわれる「国稀」と最高のコンビネーション。至福な一時だった。

2月中旬から流氷が見れるらしい。土地の人はこの時期が最高だという。ロシアやアラスカに行かなくても流氷が見れるなんて本当に日本は自然豊かな国だ。また来ようっと。
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2007年06月01日

興味沸々

「中国を知りたければ歴史を知るのがいい」と中国人同僚からアドバイスされた。なるほど、日本人は歴史よりむしろ未来志向、中国人は未来より歴史志向なような点がある。お互いの意見が時として噛みあわないのもこのギャップが大きくなってきているかもしれない。

中国の歴史といえば高校時代の社会の授業でストップしている。「殷、周、秦、漢...」受験で暗記した。あっ、漢文で孔子だの魯迅だの学習もしたっけ。それ以降、自分の日常生活のラインで、中国との接点もなかったから、積極的に自発的に中国を知ろうとは思わなかった。でも、こうして、中国に来てみて、中国人に触れて、中華料理を食べて、中国マッサージをうけてみると、この国の興味が沸々とわいてくるようになった。
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2007年05月31日

快楽

630分に起床。7時に朝食。9時から18時まで会議。20時から23時まで会食。

 

こんな判を押したような毎日を過ごしているとストレスも相当溜まってくる。外に逃げ出したいけど、それもできない。だから、敷地内の施設を利用するしかない。水泳、バドミントン、テニスができるらしいのだが余計に体に付加を与えてしまう。そこで空いた時間にはマッサージを受けることにした。

 

深夜24時に顔面マッサージというのにトライした。新しい快楽というか快感を覚えてしまった。中国雑技団のような衣装をまとった人が登場。ベッドにこてんと倒され素手で顔に手を当てた。一瞬「べちょっ」とした感覚があった、汗だ。大丈夫かなと?不安になった。すると突然顔をごしごし素手でこすりだした。次に耳に指を入れてきた。三半規管まで到達するのではと不安になるくらい奥の臆まで入れてきた。ごりごりごりごりと。痛い!と一瞬悲鳴を上げたが、その人は笑顔のまま指の動きを止めることはなかった。こうして45分間のマッサージは終了した。さて、次は何にしようかな。

 
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2007年05月27日

そわそわ

それにしてもそわそわして落ち着かない。

 

何度もスーツケースを開けては閉めて、閉めては開け、ガイドブックも開いては閉じ、閉じては開いている。というのは、明日から北京へ出張なのだ。海外は慣れているのだが、初めての国となるとかなり怖気づいてしまう。北京といっても自動車で3時間離れた何とか部族が住む集落に行かねばならないのだ。世界ウルルン滞在気の取材じゃあるまいし、なぜ、こんな所で会議をするの?一体、僕はどこに行くのやら。インターネットで検索してもまともな情報もでてこない。出てきても中国語。あ〜不安。

 

ガスター10とビオフェルミン準備OK。蚊取り線香に虫除けスプレー準備OK。明日は、成田空港で黄砂防止マスクと目薬を調達。無事生還できることを願う。

 
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2007年05月20日

書くということ

なんとも爽やかな一日。太陽が容赦なくギラギラと照り続けているのに、不快さを感じない。時々香る新緑と甘い花の香りが心地いい。どの植物が発しているのかわからないのが残念。そうそう、西岸海洋性気候の土地に行くと似たような感覚になるな。ロサンゼルスが確かこんな感じだったかな。夏のロンドンもこんな感じかな。
 
あまりに気持ちいいので、買った自転車にまたがって浅草まで北上。
 
今、某辞書の編纂作業に携わっている。自分に与えられている箇所がかなりのボリュームなのだ。出版社からは今月末までに書き終えるように催促されているのだが、出張が度重なっているので間に合わない。来月中旬まで引き伸ばしてもらった。
 
辞書には「主観」を入れてはいけないらしい。なるほど、確かにそうだ。あくまでも「事実」がベース。しかも、すべての読者にわかりやすく書かなければならない。この作業が難しいのだ。1つのことをどう書けば伝わりやすいのか頭を抱えてしまう。

家でじっと考えていても全く筆が進まない。そこで、気分転換を兼ねて自転車にまたがることに。モバイルパソコンを鞄に入れていざ出発。「あっ、これだ」とひらめいたらすぐに電源をONにしてパチパチとキーボードに入力。かなり書き溜めた。能率がかなりUP。
 
わざわざプライベートの時間を潰してまでなんで?という人もいるが、なんとなく、生きていくうえで、潤滑油となっているような気がして。ただ、それだけなのよ。
posted by 僕の細道 at 21:26 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月15日

地球に優しい音楽

上野の森にある東京文化会館で「シーズンwith中西圭三-Neo Classic Concert-」へ行ってきた。マイクやスピーカーなど一切使用しないというコンサート。小さなホールだったけど心地よく耳に入ってきた。普段聞く音楽は、スピーカーやヘッドフォンを通してしか耳に入ってこない。だから新鮮。それに今流行りだけど、エコな感じもする。消費電力ゼロだし、アーティストは、什器を運搬することなく、着の身着の儘足を運ぶこともできる。
posted by 僕の細道 at 07:52 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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